上司「2025年になったらPCセットアップ50台よろしくね」 私「マジっすか」 ということで大量のPCセットアップを効率的にやる方法を調べてた結果、「Windows構成デザイナー」という代物を発見。半日いじった覚書をここに記します。 ## 1. 構成デザイナーのダウンロード・インストール - [Windows ADK のダウンロードとインストール | Microsoft Learn](https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/get-started/adk-install) 下記のサイトからDL・インストール。Microsoft Store版もあるそうですが、英語版ということで断念。インストール時に「どのソフトをインストールする?」って聞かれますが、私は初期設定のままでいきました。初期設定でもなんとかなる。 ## 2. デスクトップデバイスのプロビジョニングプロジェクトの作成 Windows構成デザイナーを起動して、一番左上にある「デスクトップデバイスのプロビジョニング」ボタンをクリック。次に「プロジェクトファイルをどこに保存する?」と聞かれますが、適当な空のフォルダーを作って放り込めばOK。 ## 3. 簡易設定画面で設定をする ここでは下記の項目が設定できます。 1. 端末の名前 2. Wi-Fi設定 3. Azureもしくはローカルアカウント登録 4. アプリケーションインストール(.exeもしくは.msiファイル) 5. 証明書の追加 5以外は使います。なお、1と3に関しては、会社独自の命名法則の関係でコツがいりそう。個人で端末をインストールする分には大丈夫かな? ## 4. 詳細エディターで設定を作りこむ > [!warning] > 一度詳細エディターに行くと簡易設定画面に戻れないので注意! 簡易エディターで設定をしてから詳細エディターに行くこと。じゃないと設定項目が探せなくて泣く羽目になります。 左側のメニューで設定したい項目を検索、中央の画面で設定。右側の画面で設定項目の確認という流れ。上記の画像では設定していませんが、簡易設定の項目もしっかり引き継がれるので、簡易設定画面である程度設定していくのもありかと。 パッと見たところ、スタートのアイコンを並べ替える設定「StartLayout」や、電源のスリープを設定できると思われる「Power」などを発見。多分PSコマンドレットで設定できる項目はここでできそうな予感。 ## 5. 設定をエクスポート メニューバーのエクスポートを押して、設定をエクスポート。エクスポートでできたファイルを**USBメモリーのトップディレクトリ**に置けばOK。 構成デザイナーファイルは「Windows初回セットアップ時にUSBを挿す」もしくは、セットアップ後に「設定>アカウント>職場または学校にアクセスする>プロビジョニングパッケージを追加または削除する」で起動できます。 ## もし弊社で構成デザイナーを使うなら? 「簡易設定のデバイス名・ID名」問題をどうするか。簡易設定だと必須設定項目なのでスキップできませんが、詳細画面で設定を消すことが可能っぽい? そのため、「簡易設定で設定→詳細設定で設定項目を消す。初回セットアップ時に端末IDとローカルアカウントを設定。その後プロビジョニングパッケージを読み込む」のがいいのかな?という感じ。 この辺は一度会社でやってみないとわからないので、年が明けたらやってみる予定です。 ## 参考リンク(順不同) - [プロビジョニングによるWindows10キッティング① プロビジョニングパッケージの作成 - Qiita](https://qiita.com/les_paul/items/d38b579dd6a160de3e9a) - [キッティングを一部自動化してみた話|なっち](https://note.com/natsumi_77/n/n5171b1392f16) - [PCキッティングを無料で楽に!Windows構成デザイナー概要編 - 情シスな日々 サクッと解決して定時退社](https://inhousese.break-employee.com/2023/03/05/pc_kitting1/) ## 関連リンク ## 参考サイト