前回、下記の記事にてObsidianの特徴をお話しました。
- [[Obsidianの特徴をまとめてみた]]
第2回にあたるこの記事では、Obsidian の短所についてまとめます。
## 複数端末での使用・同期にクセがある
長所の1つに「データをパソコンやスマホ内で管理する」というものがありました。しかし、その特徴は「他の端末との同期」が厄介という欠点にもつながります。とくに iOS では同期できる方法に限りがあるため、同期したい端末が増えるほど、制限が増えて厄介になります。
### 主な同期の方法
1. Obsidian Sync(Obsidian のデータ同期に特化・有料)
2. クラウドストレージ
3. Git
4. 特定のプラグインで特殊な同期(LiveSync や Remotely Save プラグインなど)
Git とクラウドについては、下記のリンクで説明しています。
基本的には 1 もしくは 2 を使うことを推奨しています。下記の項目を確認しつつ、どの同期方法にするか検討しましょう。
- どの端末・OS で同期したいのか(iOS 系統に注意)
- 編集を行いたいのか
- 何のデータを書き込みたいか(デイリーページなど)
- 同期のスピード(端末 A で書き込んだ情報を端末 B ですぐに閲覧したいならクラウド推奨)
- 同期を自動化したいか(自動化したいならクラウド推奨)
- Git の知識があるか
- 同期にお金を出せるか(Obsidian Sync)
同期したい端末の種類が多い場合、Obsidian よりもクラウド上のメモ形式をおすすめします。
- Notion
- Cosense
- Evernote
#### 同期の詳細を知りたい場合
Obsidian の同期方法については下記のリンクが詳しいので、一度チェックしてみてくださいね。
- [Obsidian の複数端末同期方法まとめ (Mac/Windows/iOS/Android)](https://pouhon.net/obsidian-sync/6796/)
### 自由度が高すぎる
Obsidian はプラグインでなんでもできるため、どこから・何をしらたいいのか判断が難しいところがあります。個人的には「他のアプリやサービスで経験値を積んで、それらで不満がある場所を Obsidian で解決する」くらいの経験値がないと大変という印象。
そのため、0 からの知識で Obsidian をいじるには、少々敷居が高いと思っています。
## それでも Obsidian を使いたい
Kindle で Obsidian の本がありますので、何冊か購入して読みましょう。個人出版の本になりますので、値段も安めになっています。
個人的には「Obsidian でつなげる情報管理術」を推します。Obsidian の操作方法だけでなく、メモの取り方や筆者の失敗談などもあるので、非常に参考になります。
## まとめ
- 同期に癖がある、複数の端末で使いたい場合は注意が必要
- 自由度が高すぎるがゆえに迷う、あらかじめやりたいことを決めておくことを推奨
- 情報が少ないことを覚悟しておく
Obsidian を広めたいと思う反面、何を書けばいいのか迷っているところです。いろいろいじってアイディアを作りましょう。